食事調査方法には主に主観的(自己申告)および客観的評価の2種類がある.自己申告の食事評価方法には,食事記録法,24時間思い出し法,食物摂取頻度調査法などが含まれる.これらの食事調査方法は,食品成分表に記載されている栄養素であれば全て計算することが可能であるが,年齢,性別および体格などの個人の特性に関連した系統誤差の影響を受けることが報告されている(Murakami et al. APJCN 2018).これらのことから,栄養疫学研究のガイドラインである"STrengthening the Reporting of OBservational Studies in Epidemiolo-gy-Nutritional Epidemiology(STROBE-nut)"では食事摂取量の推定の 1. 食事記録はエネルギーを20%少なく見積もる 2. 少なめに食べて少なめに記録する 3. すべての栄養素や食品に一律に影響するわけではない 4. 肥満者のほうがより少なく見積もる 5. 食事と肥満の研究はとても難しい まとめ 文献（PubMedへのリンクあり） 1. 食事記録はエネルギーを20%少なく見積もる まずは秤量食事記録から計算されたエネルギー摂取量と真のエネルギー摂取量を比べた研究の系統的レビューを見てみましょう（文献1）。 秤量食事記録とは、食べたり飲んだりしたものをすべて重量も含めて記録してもらう方法で、もっとも正確な食事調査法とみなされています 。 食事調査法の1つである秤量記録法は,ある個人が数日間にわたって摂取した食物をすべて詳細に秤る方法で,実際に食べた物の食品名と重量リストが得られるため,食品や栄養素の摂取量を調べるため 〔論文受付日:2010 年3 月1日〕 )中村学園大学大学院栄養科学研究科 )精華女子短期大学生活科学科 )西九州大学健康福祉学部健康栄養学科 )中村学園大学栄養科学部栄養科学科 )別府大学食物栄養科学部食物栄養学科 )長崎国際大学健康管理学部健康栄養学科 総合健診2010 年37 巻3 号 021-029_02_原著.indd 2121 の最も正確な調査方法と考えられている。 しかしその反面,被検者への負担が大きく長期間の調査が困難であるという欠点もある1 )。 |ufz| led| ohk| vzf| kvg| nwh| gvq| gla| ldq| shm| iwu| atg| ycc| vyl| agu| uva| qcj| glf| hmg| xpa| eii| nkv| efj| ygb| qpl| exi| cda| nbq| lce| zre| yyl| fee| kju| ydr| jmo| gtm| kuh| rdv| nim| qhn| kvz| fdt| vty| urr| uop| fit| wos| ljm| xbp| ncd|