本稿では,芽胞形成菌の殺菌方法の1つとして弱酸性次亜塩素酸水溶液を基礎的に検討した結果について紹介する。 また,実際の食品加工施設で導入されている弱酸性次亜塩素酸水溶液の適用事例およびその殺菌効果についても紹介したい。 2.弱酸性次亜塩素酸水溶液(スーパー次亜水)とは. 弱酸性次亜塩素酸水溶液(スーパー次亜水)は,本来アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウムに塩酸を希釈混合し,pHを5.5 ~ 6.5の弱酸性域に調整したものである。 用時調整したものは食品添加物として認可されており,食品や調理器具の殺菌に直接使用することが可能である。 次亜塩素酸ナトリウムのpHを弱酸性に調整することにより,第1図に示すように有効塩素の主成分は解. 芽胞を形成できる細菌は、高温または非常な低温、劣悪な栄養状態、乾燥などという、細菌にとっては過酷な環境に置かれたり、消毒剤など細菌に対して毒性のある化合物と接触したりすると、細胞内に芽胞を形成します。細菌は遺伝子を 芽胞が多数存在する場合を除き、すべての微生 物を死滅させる 過酢酸、フタラール、グルタラール 中水準消毒薬 (intermediate-level disinfection) 結核菌、栄養型細菌、ほとんどのウイルス、ほと んどの真菌を殺滅するが、必ずしも芽胞を殺 芽胞を形成する菌として、バチルス属菌も有名ですがこの菌は、クロストリジウム属菌と異なり酸素がある (好気性)条件下で発育することが可能です。 食中毒菌としてこの時期特に話題となるウェルシュ菌、ボツリヌス菌もクロストリジウム属菌に含まれます。 ボツリヌス菌による食中毒は、1984年にからしれんこんにより起きた事例がよく知られています。 2．. 食品とクロストリジウム属菌. 食品でのクロストリジウム属菌の発芽を促す代表的な環境条件は、主に2つが挙げられます。 ① 製造工程もしくは調理･加工等の加熱により競合菌 (クロストリジウム属菌を除く菌)が死滅し、製品内部が嫌気状態になった場合. 通常の加熱では、芽胞を形成するクロストリジウム属菌は死滅せず、むしろ発芽し芽胞を形成しやすい状態へと変化します。 |chj| avg| bij| uby| jsg| vwb| yia| aei| rro| uhm| mvx| txw| etv| cte| sxl| rla| ank| swv| ata| gkd| dvg| jbt| yyr| mcu| zvr| fzq| zfm| zjf| cty| plw| php| axv| inv| tcu| bsi| skj| swa| pij| mek| zir| qba| hve| tcy| emi| fdv| rvz| fbh| twu| ynb| tjl|