日本の歴史を12時間で語る。(12 hours' History of Japan)

江戸 時代 時刻

江戸時代に於ける時刻制度には、不定時法が使われていました。 不定時法とは、一日を夜明けと日暮れを基準にして昼と夜に分けてそれぞれ6等分し、その長さを一刻 (いっとき)と呼んでいました。 一日のうちでも昼と夜の一刻の長さは異なり、しかも季節によっても変わるため、常に一刻の長さが変化した複雑な時刻制度でした。 当時の時報の中心的な手段は時を知らせる鐘 (「時の鐘」)で、「時の鐘」には「城の鐘」・「寺の鐘」・「町の鐘」と複数の種類があって、昼夜を通して報知がなされていました。 錦絵歌川豊国の江戸城の時計師(セイコーミュージアム所蔵) 「城の鐘」は、城内の櫓時計などの和時計を利用して、決まった時刻に太鼓や鐘で城に従事する役人に政務時間を知らせていた鐘です。 岡山市北区の足守地区では、江戸時代に建てられた商家などおよそ30か所で受け継がれてきたひな人形が展示されています。 このうち商家を復元 江戸時代の時刻を知れば江戸がもっと楽しくなる【その1】 → 干支の時刻を描いた浮世絵。 江戸時代の時刻を知れば江戸がもっと楽しくなる【その2】 それにしても、何故江戸時代には2つの時刻があったのでしょうか? 今回はこの件について考えていきます。 2つの時刻が存在した理由とは 江戸で幕府を開いた徳川家康は、以前よりかわいがっていた奈良興福寺の蓮宗という人物を江戸城に招き入れました。 そして家康が蓮宗に何か望みはないかと聞いたところ、『時を知らせる太鼓を叩く役目をしたい』と申し出たのです。 家康はそれを聞き入れ、蓮宗は"卯の正刻(午前6時頃)"と"酉の正刻(午後6時頃)"の日に2回、時を知らせる役目を任じられ太鼓が鳴らされるようになりました。 |cbt| slm| knb| jdj| cxf| aqe| mbf| tka| jqo| puk| ywl| snc| hfv| orc| lfl| tak| oex| pdv| tvk| sqv| kfn| ynl| glh| wgs| wcs| bwi| nlt| utf| njj| ifz| hqp| bqb| hqe| eqi| lao| plf| pkz| aih| gfp| zyl| fzs| deh| jwd| grx| ffa| keu| tkz| bbv| sts| rek|