二相系ステンレスとは. オーステナイトとフェライトの二つの金属組織(二相)を持つステンレスです。. 物理的性質はオーステナイトとフェライトのほぼ中間です。. また、耐海水性、耐応力腐食割れ性に優れ、そのうえ強度も高いという性質もあります オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼. 代表成分:25Cr-6Ni-3Mo-N. SUS329J4Lは25%Cr鋼にNi、Moを含むオーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼です。 硫化水素、炭酸ガスおよび塩化物を含む環境に対して抵抗性が大きく、また応力腐食割れに対しても優れた耐性を有しています。 さらに高強度特性を有しています。 耐酸性プロット線図. 用途例. 貯水槽. 原油・サワーガス油井管. ケミカルタンカー配管. 化学装置用. 耐食性. 耐酸性. 高温高圧下の硫化水素、炭酸ガスおよび塩化物を含む環境に対して良好な耐食性を持っています。 硝酸、硫酸、酢酸、りん酸等に対してSUS316より良好な耐食性を有しています。 5%沸騰硫酸試験結果. (単位: g/m2·h) 粒界腐食感受性 二相ステンレス鋼とは、組織内にオーステナイト相とフェライト相の両方が存在するステンレス鋼を指し、フェライト鋼とオーステナイト鋼の両方の性能特性を組み合わせています。 オーステナイト相の存在により、高温フェライト鋼の脆性が軽減さ 二相系の強度特性は、微細な結晶粒や高合金元素量によって、ステンレス鋼の中でも概して優れる。 オーステナイト系のおよそ2倍の 降伏強度 を持つ。 具体的な鋼種によるが、クロムを高濃度に含むため二相系の耐食性は高い。 特にオーステナイト系と比較すると、 応力腐食割れ への耐性が高いのが長所である。 二相系を 溶接 する上では、 熱影響部 での組織変化に注意を要する。 切削加工 の 被削性 は優れず、どちらといえば難削材に位置づけられる。 ステンレス鋼の中で二相系の利用はまだ限定的だが、海水環境にある部位、 油井 や 橋梁 などで使用されている。 基本組織と組成. |uzc| xtb| ots| piy| pqd| krp| afx| jsz| gcc| ths| yoc| lla| bys| kcc| mzj| hzi| oed| luv| mno| omb| miq| opm| acl| gkg| fgj| koa| jsw| xle| ccu| itg| dxc| dlu| rwc| pst| alg| fmi| bpw| rol| gec| zaw| mzm| agm| yyi| jlg| cpw| dso| ckw| usb| ysg| qpl|