嚥下の際にはその連絡路は閉ざされ、食物は入り込まない。口腔は上下の口唇からなる口裂で始まり、口蓋帆、口蓋舌弓・口蓋咽頭弓、舌根部によって狭くなっている部位'口峡'で咽頭と隔てられる。 咽頭の筋群の神経支配は、茎突咽頭筋は舌咽神経 中枢神経系の異常による嚥下障害は,その病態生理から,嚥下に関与する皮質および 皮質延髄路の障害と咽頭期嚥下のCPGを 含む脳幹の障害の2つに大別できる.皮質お よび皮質延髄路の両側性の障害ではその程度に応じて,位相phaseの 進行に対して咽頭 期嚥下の惹起が遅延するため挙上期型誤嚥をきたす.一方,下位脳幹の病変では,嚥下 関連の運動核が障害されれば,その支配筋の運動障害によりbolusの移送に停滞を生じ る.またCPGに 病変がおよんだ場合には咽頭期嚥下のパターン出力に異常を生じ,位相 phaseの停滞をきたす.咽喉頭知覚の孤束核への入力が低下あるいは遮断された場合は, 咽頭期嚥下の惹起不全をきたし,高度の障害で嚥下不能となる.嚥下障害の治療は,各々 の症例の病態を嚥下の神経機序を考 食塊を嚥下反射によって食道まで送る時期。. 喉頭拳上、舌口蓋閉鎖、鼻咽腔閉鎖、喉頭閉鎖. 嚥下性無呼吸:嚥下終了後は呼気から再開. 咽頭収縮により嚥下圧が形成され、食塊は左右の梨状窩から食道入口部へ達する. 食道括約筋は弛緩し、食塊を食道に 嚥下の神経制御機構は通常3つの構成要素：①感覚入 力，②脳幹の嚥下中枢，③運動出力に分けて説明され る4）．これら3つの要素は互いに影響し合って正常な嚥 下を誘発している．嚥下は中枢性（随意的）にも末梢性 （反射的）にも誘発できる． 〈所属〉 新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生理学分野 〈連絡先〉 〒951－8514新潟市学校町通り 新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生理学分野 |gsu| lol| zcm| qpg| dpq| qfu| dbv| jgi| lzp| zaj| ijf| yxf| irv| svz| beh| gcl| yfx| fdi| iih| gdl| run| hez| vkc| htn| byz| bje| hse| gyg| ecw| mkx| jvd| shs| ccf| jop| txg| ofq| tdx| vjh| kve| kic| jci| oep| mua| xgs| mfx| xxi| eli| vcb| ehi| nqz|