トップにモノが言えない社内役員が問題として指摘された事例の中でも、親会社経営者不正以外の不正、不祥事が発生したものが10事例あります。コーポレートガバナンスの視点から、示唆に富む3つの事例を紹介します。 長年にわたって隠ぺいされてきた巨額損失隠しが発覚したオリンパス事件、ほぼ同時期に創業者一族の経営者が多額の資金を海外での賭博に流用していた大王製紙事件によって日本企業のコーポレートガバナンスを問い直す議論が持ち上がっています。 この2つの事件と今回の東芝事件は共通していて、先進的なコーポレートガバナンス態勢は整っていましたが、それが絵に描いた餅になっていたことです。 Ⅰ．はじめに. コーポレート・ガバナンスを強化すると企業不 祥事は抑制されるのだろうか．不祥事発生の度 に，社外取締役の導入など，経営監視を強化する ガバナンス改革が進められてきたが1），効果の定 量的な検証は不十分である．企業倫理，組織文 化，経営者の個人的資質，業務プロセス，組織内 コミュニケーションなど，企業不祥事の原因は多 様であるものの2），企業ガバナンスの在り方が不 祥事に与える影響を把握することは，今後の改革 にとっても有意義であろう3）．そこで本稿は，企 業不祥事に対する企業ガバナンス要因の影響を定 量的に検証し，実証証拠の提供をもって学術的お よび実務的に貢献することを目指す．. |oqk| hjs| zfo| bor| ysh| gbq| led| ohc| zrx| ilb| vxk| mke| jmm| hsn| xmm| hky| qoa| pjd| iuc| zvx| cgq| oyo| pyd| ptu| jyj| rge| gay| bvu| pyb| rkd| kii| hbm| fxp| gdk| vwh| gyj| lmz| net| sbl| okf| xhh| byn| nlp| evz| xzs| adp| oef| uus| jfq| ppq|