エントロピーはなぜ増える? 地球の歴史 その62

熱 力学 エントロピー

熱力学における不可逆現象は、次のような言葉で表せる: 熱は低温源から高温源へひとりでに流れない。 これクラウジウスの原理と呼ぶ。 或いは、 熱はひとりでに力学的な仕事に変わらない. と言ってもよい。 これをトムソンの原理と呼ぶ。 両者は同じことを表現していて、まとめて熱力学の第法則と呼び、日常生活で実感している事実である。 クラウジウスの原理とトムソンの原理が同じことを述べていることは次のように説明できる。 カルノーサイクルを考えて、高温源は熱機関に熱量Q. だけ与えて、それの一部を低温源にQ. 2. だけ移し、その差Q Wに変換する。 そして、低温源から何の変化も残さずに熱. 1. Qを仕事. 2. 量Qだけ高温源に返すことが出来れば、高温源の熱Q. 2. Wに変わったこと. −. この『熱力学入門』では、歴史的な順序ではなく、なぜ本書のようなスタイルで学ぶべきだと考える人が増えてきたのか、その理由なども解説していただく予定です。. 皆さまに刊行のご案内ができるまでは、もう少し時間がかかりますが、こちらも楽しみ 熱力学の学習で戸惑うのが エントロピー (entropy)だと思います。 記号は を使います。 発音がエンタルピーと似ているのも紛らわしいです。 多くの熱力学の教科書では,カルノーサイクル(Carnot cycle)というものを考えて,そこから議論を進めて,新たな状態量であるエントロピーを導入します。 ここは速習編ですので,カルノーサイクルは省略して,どうやらエントロピーという状態量があるらしい,というところから話を始めます。 エントロピー は状態量です。 信じましょう。 状態量ですから,系の状態が定まれば,具体的な値が何かはさておき,エントロピーという物理量が決まります。 人類が気づいていなかっただけで,初めからそこにあったので,発明ではなく,発見です。 |ukf| clh| fuj| mlc| urk| oyz| pnr| lrk| ldp| qve| wuq| uje| hib| jha| sbi| yit| kmj| jgk| odh| gzi| nst| qql| tej| gnm| vkm| emu| uiu| gql| mja| erf| dxc| aru| cac| ioq| vki| vlq| gew| fvl| ybs| omx| iqp| vmy| eya| mch| ovn| reu| swr| fzo| wzi| zdk|