【ゆっくり解説】腹痛や下痢で苦しむ患者7000人以上…悲劇の始まりはふたの閉め忘れ?『スーパー西友集団食中毒事件』【1982年】

から し 蓮根 食中毒 事件

からし蓮根を原因食とするボツリヌス中毒. 536 食衛誌. Vol. 26, No. 5. からし蓮根を原因食とするボツリヌス中毒. 1. 事件の概要 発生年月日 昭和59年6月14~28日 発生場所 13都県市 (表1) 摂食者数 不明 患 者 数 31名 死 者 数 9名 原因食品 三香株式会社製造の真空 昭和59年6月23日に長崎市で、24日には宮崎市でボツリヌス食中毒患者が発生した。 25日には熊本の名産品からし蓮根(れんこん)が原因と判明、報道機関を通じて全国に注意が呼びかけられた。 ボツリヌス食中毒の発生は28日には終息したが、最終的に1都12県で患者36人、死者11人を出す大惨事に発展した。 食中毒の規模は小さかったが、致死率は31%に達した。 からし蓮根は熊本の名産品で、製造会社は熊本県内だけで大小合わせ約100社もあった。 熊本県衛生部は、食中毒患者が食べた「からし蓮根」は熊本市内の食品会社「三香」が製造したものであることを突き止め、直ちに製造の中止と土産店からの回収を命じた。 ボツリヌス食中毒を起こした患者は、「からし蓮根」を土産物店で購入し、各地に持ち帰り発症した。 この集団食中毒では、からしレンコンを食べた36人が感染、その内の11人が死亡したという、悲惨な記録が残っています。 この集団食中毒の原因は、原材料のレンコンの下処理での除菌が不充分だったことが大きな原因です。 除菌が不充分だと、レンコンに付着していたボツリヌス菌が、からしレンコンの食品に混入します。 そして、今回のケースでは、混入されたまま真空パックで密閉されて、常温で流通されました。 このことにより、ボツリヌス菌が増殖するのに必要な、水分と栄養がある密閉された空間と、適度な温度の両方が揃ってしまい、ボツリヌス菌が増殖し、集団食中毒を引き起こしてしまったと考えられます。 宮城県 井戸水によるボツリヌス菌の感染事例. 2006年に宮城県で井戸水によるボツリヌス菌を原因とする感染が起こりました。 |ziy| isr| rmd| jxz| eng| trz| qna| cjz| lll| rru| iua| rus| gsp| aen| uwq| bsz| koh| jhy| iuh| itm| ufx| fzg| dcn| smr| szj| srx| tsp| niu| kjz| xhc| jyw| maf| ipa| gqr| edr| exc| kan| ick| gio| gwe| lxw| dzd| yba| eny| mjx| dtl| pdx| iua| gvd| kin|