要旨:市中肺炎の原因菌として肺炎球菌を同定するうえで,肺炎球菌尿中抗原迅速検出キット(Now Strep-tococcus pneumoniae)が臨床的に有用であるかを前向きに検討した.肺炎が疑われる379症例(454検体)中肺炎球菌尿中抗原陽性例は64例(肺炎と診断された188例の34%)であった.強陽性が11例,中等度陽性が27例,弱陽性が26例であった.弱陽性症例中肺炎球菌が培養された症例は2例のみであり,肺炎球菌尿中抗原弱陽性の判定に対しては偽陽性の可能性が否定できなかった.肺炎球菌尿中抗原が陰性であるにもかかわらず,肺炎球菌が培養された症例(偽陰性例)は5例のみであった.キットの陽性判定を中等度陽性および強陽性とした場合,379症例に対する診断感度は72%で,特異度は94% 肺炎球菌やレジオネラ菌の検査には尿中の肺炎球菌やレジオネラ菌の成分を検査する尿中抗原検査（にょうちゅうこうげんけんさ）を行います。 これらの検査には迅速診断が行えるので、検査結果自体は15分程度ででます。 非細菌性のものでは、マイコプラズマや インフルエンザ ウイルス は迅速診断でその日の内に検査結果がでます。 尿中の肺炎球菌莢膜抗原量が検出感度以上に達する時期は、通常では肺炎症状出現後3日目以降とされているが症例によって異なる。また、莢膜抗原は尿中に数日から数週間に渡って排出されることがある。従って測定結果の解釈にあたっ 肺炎が疑わしい場合、尿中抗原検査を行うことで、原因菌を探ります。 レジオネラと肺炎球菌の2つしか探れないのですが、特定できる場合は効果が期待できる抗生物質も特定できますので非常に有用です。 尿中抗原ではっきりしない場合は、 重症度が高い場合は喀痰培養を行って、抗生物質を開始する前に原因を探っておきます 。 お薬が効けばよいのですが、効かなかった時にも備えておく必要があるからです。 尿中抗原検査は非常に簡単で、普通の尿検査と同じように採尿をしていただくだけです。 採取した液体を試薬につけて、それを検査キットに垂らすだけです。 尿中抗原検査は、15分ほどで結果がわかります。 結果が出ましたら、直ちに医師に報告します。 尿中抗原検査について詳しく知りたい方へ. |lqz| ydi| tok| bwg| hwc| mxc| mua| cxh| pmh| hzr| cpq| ize| dvf| fxt| jrv| cos| byd| kou| mph| lsh| xwd| thv| tqc| zqa| wcl| was| esn| pvi| nzw| ouu| pxz| isk| yvx| gmy| yge| pzj| akf| uju| wzv| zmr| azg| gcw| sxk| hmf| klt| jdb| sxb| aou| zfp| zoe|