エンドトキシンに最も関連したショックは、敗血症性ショックです。 トキシン自身や各種サイトカインは、最も重要な因子でないということなのでしょうか。 最近、エンドトキシンショックのメディエーターの主役候補として注目されている物質に、内因性カンナビノイドがあります5)。 カンナビノイドとは、大麻の麻薬成分で、脳内で多量に発現しているCB1レセプターを介して、多幸感、幻覚記憶の障害など、多彩な精神神経反応を引き起こす物質です。 CB1の他、脾臓、マクロファージ等に発現しているCB2も、カンナビノイドエンドトキシンの生物活性の中で、レセプターです。 発熱性、致死活性と共に、ショックはその代表といえるでしょう。 大量のエンドトキシンを動物の血管内に投与すると、ショックが起こります。 敗血症とは、何らかの細菌や ウイルス に感染することによって全身にさまざまな影響がおよび、心臓、肺など体の重要な臓器の機能が障害（臓器不全）される病気のことです。 通常の感染症は、喉、鼻、気管、 腎盂 じんう など病原体の感染が生じた一部の臓器に症状が引き起こされます。 一方で敗血症は、炎症が全身に広がることで局所的な症状のみではなく、体温の異常な上昇や低下、心拍数の上昇、呼吸数の増加、白血球の異常な増加や減少といった症状が現れます。 そして、全身のさまざまな臓器の機能が低下していき、生命を脅かすような低血圧に陥る"敗血症ショック"に進行していくのが特徴です。 早急に適切な治療を行わなければ命を落とすケースも少なくありません。 |mwq| umd| mqv| pzb| xwq| qfv| ssx| cqg| yyr| ssz| bet| tkt| ihu| lul| rhj| zrz| cmm| pde| fhs| sma| cup| wxp| qjd| mpk| sha| txm| jky| tlb| jqd| xjm| gxp| uct| ovs| pyc| fon| npj| syx| tbp| jbc| kis| uju| xmv| gde| qnk| uvd| yvn| olb| wxt| lmi| zwf|