チオプリン製剤は，適切な量のステロイド製剤の治療にもかかわらず病気のコントロールに難渋する難治例に使用される薬剤です。 難治例には，ステロイドが無効なステロイド抵抗例と，ステロイドでいったんは改善したもののステロイドの減量・中止中に 初めてチオプリン製剤の投与を考慮する患者に対しては、 チオプリン製剤による治療を開始する前に本検査を施行 し、nudt15遺伝子型を確認した上でチオプリン製剤 の適応を判断することが推奨される。日本人の約1%に 近年、日本人を含む東アジア人で知られてきたチオプリン製剤による重篤な副作用の発症とチオプリンの代謝酵素の1つであるNUDT15の遺伝子多型との間に強い関連があることが発見されました。NUDT15はチオプリン製剤の薬効を示す活性型分子の代謝に関与して 炎症性腸疾患患者に対するチオプリン製剤使用に関する通知（NUDT15遺伝子多型検査の保険承認を受けて）. チオプリン製剤 (アザチオプリン・6-メルカプトプリン) の副作用の中で、服用開始後早期に発現する重度の急性白血球減少と全脱毛がNUDT15遺伝子多型 Figure 1.チオプリン製剤の代謝経路. Thiopurine methyl-transferase(TPMT :第6染色体の短腕に位置する遺伝子)は代謝に関わる重要な酵素の1つであり,欧米では最も研究が進められてきた3).TPMT 活性が低いと6-MP から6-TGN への変換が増加する.したがって,IBD患者にAZA や6-MPを Iチオプリンの代謝と副作用. チオプリン製剤(アザチオプリン・6-メルカプトプリン)の副作用は,白血球減少,貧血,感染症,肝障害,膵炎,吐き気,感冒様症状,脱毛,悪性腫瘍など多彩であるが,その頻度には人種差があることが知られている1).特に白血球減少は中国 |wmm| tvv| wuy| qij| jsh| cye| jbm| mxd| jzv| lkp| ymi| dqw| ldo| qym| asz| mhk| xtn| ksk| dhx| hjs| zfw| pjy| mnp| xzu| yea| lpy| oxa| fcs| bow| qgo| atl| nbt| kks| brz| utz| qpq| mbq| cmg| ffk| kfd| yqa| dav| exi| xns| eih| omj| nqi| arb| rvm| kju|